汗ばむ陽気が多くなってきた今日この頃。外で活動している運動部の子たちの日焼けが目立つようになってきましたね。中学3年生にとっては最後の夏の総体まであとわずか。勉強も大事ですが、青春の1ページでもある部活動も悔いなくやり切ってもらいたいものです。そして来月からは定期テストが各中学校で始まってきます。部活にもテストにもいえることですが、大事なのは目標を設定すること。自分が何点とりたいのかが決まればそのためにやるべきことがわかってきます。やるべきことがわかれば日数を逆算して実行可能な計画をたてればいいだけです。
よく目標の立て方を聞かれますが、自分が何点とりたいのかをまずは考えることから始めます。これを大目標と私は言っています。この時、いきなり大目標をすぐに意識する必要はありません。目標が大きすぎると途中で「諦め」という弱さが心を侵食していきます。ですのでまずは大目標に到達するための小さな目標をたてます。とりわけ必ず達成できる簡単な目標を。例えば数学ならばまずは基本的な方程式を8割解けるようにする。この小さなハードルを越えることができたら次の新しい実現可能な目標を設定します。次は、小数の方程式を8割できるようにする。そしてこれも達成できたらまた新たな簡単な目標を設定します。こうすることにより小さな目標をクリアするたびに自分が少しずつできるようになっている実感が湧いてきます。そして気づけば最初にたてた大きな目標に近づいているのが分かってきます。近づいているのがわかればまた一歩進む力が湧いてきます。勉強も運動も同じですが、何を目指すのか、どこを目指すのか。小さな目標(到達点)をクリアすることで次の道が開けてきます。勉強も運動もこれを繰り返すことでいつか成果として自分に返ってきます。この考え方は社会に出ても通用する考え方なのでぜひ皆さんに身につけてもらいたいものですね。
やればできる。そのために何をするのかを一緒に考えていきましょう。